周知する重要性

内閣府発表の子供若者白書によれば、全体ではなく若年層に絞ったとしても年間100万人近くの人達が無就業者となり、職に追われているのが今の状況です。また、高齢社会白書によれば高齢者においては3000万人を超える人達が同様となっています。ここでいう高齢者とは、まだ働くことが可能な人達を対象としていますので、若者同様に解決すべき問題と考えるべきです。これらは毎年前後するものの、それが非常に大きな数字であることは誰の目からみても明らかです。

このような数値を目の前にしますと、多くの方が数値に驚かれます。日本国民の全体数からすれば、合算で4割弱という大きな割合になるので、驚き以上により実感し易くなるでしょう。

私どもNPO法人として、誰もが驚くことから、この事実を多くの方に伝えるだけであっても意味があると考えています。何事もまずは知ることから始まります。その為、多くのイベントなどでチラシなどを配布するなどして、情報の周知に努めています。

そして、無就業の問題というのは、自身の身になってからこそ、その問題の大きさを感じることになります。つまりは、就業できている状態では見逃しやすく目を逸らしやすい問題です。皆様が自分の身になりこの問題に直面した場合、何が助けになるのか。それを考えたことはありますか?もちろん私どもだけで、それらを解決できるわけではありません。雇用保険、社会福祉、または企業の努力など様々なことで助かることもあると思います。しかし、それが無条件で行われると考えていると、それが受けられずに悪い方向になってしまうこともあります。すべてはどうすべきか事前に考えておくことが大事です。

少なくとも「まだ」な人たちにもこの問題を考えてもらうことは重要であり、早期解決の糸口にもなります。 私達としてはその重要のための周知を行っていきます。

 


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